MS 500¡ エンジンチェンソー

コンパクトな構造で高出力を発揮。電子制御式燃料噴射システムのコントロールユニットが、適切な燃料供給と理想的なイグニッションタイミングを継続的に算出する一方で、燃料は直接インジェクションバルブを介してクランクケースへ噴射されます。その目的でセンサーが空気圧、内部温度および外気温度を測定し、その情報をコントロールユニットに転送します。同ユニットは、測定値に基づいて最適な燃料噴射量とイグニッションタイミングを突き止めることができます。これにより、この機器は重量とサイズが同等でインジェクションなしのエンジンを搭載した機器と比較して、高い出力を発揮します。

MS 500iは、外部温度センサーに加えて、エンジンに圧力および内部温度センサーも備えています。 これにより、起動時の環境圧力が測定され、運転中にエンジンの温度とクランクケース内の圧力がチェックされます。 電圧発生器は、必要な速度情報を提供します。 コントロールユニットはこれらの値を処理します。つまり、システムは使用条件に適応します。 燃料は最適レベルで投入され、すぐに完璧な走行特性が得られます。

エンジン始動は、燃料ポンプを数回押し、スターターを2~3回引くだけで、複雑な手順は必要ありません。今までの機械のように、スタートスイッチ、チョークレバーはありません。機械が冷えている状態でも、スムーズな始動を行うことができます。

非常に高い出力効率。STIHL 2-Mixエンジンを使用すれば、排気ガス排出量と燃料消費量が減り、それに伴ってランニングコストも低下します。この2サイクルエンジンはローメンテナンス構造になっており、高出力でも燃料を効率的に消費します。燃料としては、ガソリンとエンジンオイルから成る混合燃料を使用します。STIHL 2-Mixエンジンは、厳格なEU第5次排出ガス規制を満たしています。

ソーチェンの張り調整がスプロケット側から可能。鋭いチェンの刃に触れることなく容易にチェンの張り調整ができます。

スプロケットカバーとナットが一体化。確実なナットのセッティングとナットの紛失を防止します。

伐倒方向線はもちろん、突っ込み切りの方向線も付けました。突っ込み切り方向線により、突っ込み切り作業時、ガイドバーの先端がどの位置にあるかわかり、正確で安全な作業が行えます。

新型スパイクは、木材に対してスパイクが効きやすいように設計されており、伐倒時など機械をコントロールしやすく、正確な伐倒が可能になり、労力も低減します。

力を入れずに始動。デコンプバルブがあれば、機器の始動が楽になります。始動時にバルブを開いて、圧縮された混合気の一部をシリンダーから逃がすことができます。そうすることで、スターターシステムにかかる負荷が軽減し、それほど力を入れなくてもスターターロープを引けるようになります。

素早く簡単に操作可能。工具不要のタンクキャップが採用されているため、バヨネットロックを使用してごくわずかな操作でオイル・燃料タンクを開閉することができます。

快適な作業が実現。機器が動力を発揮する際に発生する振動は、特にハンドル領域で感じられます。STIHL防振システムの緩衝部品とバネ部品は、エンジン振動がハンドル領域すなわち使用者の身体に伝わることを抑制します。その結果、機器の振動が手であまり感じられなくなり、作業時の疲労が大幅に軽減されます。※画像はサンプル写真です。製品の外観と具体的な装備は、機能が同様である場合、画像とは異なる場合があります。

ナットがスプロケットカバーと一体化したキャプティブナットにより、取り付け、取り外し時のナット紛失を防ぎ、取り付け取り外し作業も楽に行えます。軽量化も実現しています。

オイル消費量を削減。STIHL Ematicシステムは、STIHL EmaticまたはEmatic Sガイドレール、STIHL Oilomaticソーチェンおよび可変容量オイルポンプで構成されています。このシステムがあれば、潤滑が必要な箇所にチェンオイルが行き渡るようになります。そして、オイル消費量を最大50%削減することができます。粉塵の多い条件下で頻繁に作業する場合や、長いガイドレールを使用する場合は、新しいオイルポンプシステムでいつでも素早く簡単にオイル量を増やすことができます。