ナイロンコードの巻付けと交換

刈払機のナイロンコードを交換する際の 注意点をご説明します。

STIHLバッテリー刈払機FSA 57のナイロンコードを巻き付けている人物

概要:ナイロンコードの巻き付けと交換

  • STIHLのカッティングヘッド、ナイロンコード、ラインスプールは様々なタイプが提供されており、それぞれ様々な用途に適しています
  • ナイロンコードは巻き付けて使用する前に、24時間水に浸けてください

  • ナイロンコードを交換する際は、カッティングヘッドを開けるか、またはコンフォート機能を利用して中に差し込んでください

  • ナイロンコードは回しながら巻き付けてください

  • 代わりに、予めコードが補充されたスプールを使用することもできます

ナイロンコードの交換:STIHLのカッティングヘッドでは3種類の方法が可能

摩耗した場合や、刈払機の装備を新しい要件に合わせて変更する場合など、ナイロンコードの交換は何らかの際におのずと必要になります。STIHLのカッティングヘッドにナイロンコードを巻き付ける方法は、基本的に3種類あります。

標準カッティングヘッド:この場合は、まずカッティングヘッドを刈払機から取り外して開けます。そして、むき出しになったスプールにナイロンコードを巻き付けることができます。矢印を参考にすれば、ナイロンコードを正しい方向に巻き付けることができます。ご自分で行うことに抵抗がある方は、お近くのSTIHL正規販売店にお任せください。

コンフォートカッティングヘッド:このカッティングヘッドでは、ナイロンコードを外側から快適に巻き付けることができます。希望の長さのナイロンコードをカッティングヘッドに挿入してください。次に、カッティングヘッドの下端を回しながら、ナイロンコードをラインスプールに巻き付けてください。これにより、カッティングヘッドを予め分解しなくても、ナイロンコードが巻き付けられます。ただし、注意すべき点がひとつだけあります。ナイロンコードを巻き付ける前に、カッティングヘッドから突き出ている長さが両側で同じになっているようにしてください。ちなみに、このコンフォート機能を備えたカッティングヘッドは、モデル名の「C」の文字で見分けることができます。

3つ目の方法は、標準とコンフォートのどちらのカッティングヘッドにも同等に適しています。カッティングヘッドを開けて、予めコードが補充されたスプールを取り付けてください。

ナイロンコードの巻き付け:動画ガイド

それぞれの課題に適したナイロンコード

ナイロンコードを交換して巻き付ける際に、所有しているSTIHL刈払機に最適なコードをお探しの場合は、 次の原則を参考にしてください。芝生の長さと密度が高くなればなるほど、太いコードが必要になります。STIHLナイロンコードは見分けやすくするために、直径に応じて各種の色で区別されています。例えば、赤いナイロンコードの直径は常に2.7ミリメートルです。予定している作業に最適なナイロンコードと、それを見分ける色については、以下のガイドラインを参照してください:

また、こちらにもご注意ください。刈り込みをきれいに仕上げるには、コードが太くなればなるほど、高めの出力が必要になります。従って、適切なナイロンコードを選び出すには、カッティングヘッドとそれに見合う刈払機やクリアリングソーも考慮に入れる必要があります。

全体像を把握できるように、すべての重要な情報がナイロンコード、カッティングヘッド、カッティングブレードの製品アクセサリーページにまとめられています。 

ナイロンコードの巻き付け準備と適切な保管方法

最後に、ナイロンコードの適切な保管方法と最適な準備についてお伝えします。ナイロンコードは、使用する前に水に24時間浸けておくことをお勧めします。

ほどかれたナイロンコードが入っているプラスチック容器、その隣にある閉じている保存瓶の中で水に浸けられているナイロンコード

ナイロンコードは、時間の経過と共に水分が失われ、柔軟性も低下します。水に浸けることでどちらも回復し、それほど摩耗しなくなります。

なお、コードをほどく必要はありません。ナイロンコードが巻き付けられた状態のスプールを直接水に浸けることができます。

そのため、コードの保管方法について頭を悩ます必要もありません。次回の使用時まで刈払機に安心して取り付けたままにしておくことができます。