STIHLブランドのDNA
STIHL パワーツールが、95年以上にわたり自然の中で働く人々の作業をどのように快適にしてきたかをご紹介いたします。
09.10.2024
STIHLの概要
STIHL グループは、林業、農業、造園業、建設業、ご家庭用パワーツールの開発、製造、販売を行っています。豊富なパワーツールだけでなく、幅広いアクセサリーも提供しています。現在、STIHL製品は全世界の42の販売子会社、約120の輸入業者および55,000 を超えるSTIHL取扱販売店を通じて、160ヶ国以上で販売されています。
STIHLは、 ドイツ、アメリカ、ブラジル、スイス、オーストリア、中国、フィリピンの世界7か国に生産工場があります。
STIHLは1971年以来、販売台数世界No.1のチェンソーブランドの地位を確立しています。STIHLは1926年に創業され、シュトゥットガルト近郊のヴァイブリンゲンにある本社を拠点としています。
「自然の中で、自然と共に働く人々の作業をより快適に。」
創業者 アンドレアス・シュティール
95年以上の歴史を誇るパイオニア
1926年創業:アンドレアス・シュティールは会社を設立し、最初のチェンソーを開発。この発明は森林作業に革命をもたらし、STIHLは世界市場と技術をリードする企業へと発展。
今日に至るまでの成功の秘訣は、創業者のパイオニア精神を活かして、 バッテリー技術、デジタルソリューション、ロボット工学、人工知能など、革新的なイノベーションを絶えず発展させてきたことでしょう。だからこそ、私たちは常に成長し続けるという目標に向かって情熱的に取り組み、 自然の中で、自然と共に働く人々の仕事をより快適にすべく、日々努力を重ねています。
世界中でつながる価値感を共有
世界中の人々が働くSTIHLでは、国際市場を活動の場としています。だからこそ国境を越えて結束し、行動を規定する価値観を共有し、実践することが重要です。なぜなら、永続的な原則と拘束力のあるガイドラインに基づいて継続的に企業を発展させることが、持続可能な成功につながるからです。これは、家族経営企業である私たちにとって極めて重要です。この理念は、当社の企業文化と価値観にも反映されています。会社と同様に、当社の価値観も成長を遂げました。今後もこの価値観を継続して実践し、発展してまいります。
私たちは、最高品質のツールやサービスを提供することによって、お客様に繰り返し当社を選んでいただける価値創造に専念しています。当社の目標:STIHL製品をお買い求めになる方々に満足していただくだけでなく、感動を呼び起こしたい。それが私たちの目標です。当社では、正規販売店と協力しながら、カスタマーと持続可能な関係を築いて行きたいと考えています。このため、エンドカスタマーとブランドとの間に一体感を生み出すことを目指して活動しています。どのツールもサービスを伴ってこそ、その能力を発揮します。そのため、私たちは正規販売店を通じて、包括的で卓越したサービスソリューションを市場に提供しています。
グローバル市場は成長のチャンスとなる一方で、激しい競争も予想されています。つまり、STIHL の対応力が求められます。私たちは、業界のリーダーとしてグローバルに活躍し、グローバル市場での地位をさらに拡大したいと考えています。これを達成するため、グローバルスタンダードと相乗効果を生み出すと同時に、各市場における地域的なニーズにも目を向けています。STIHLの成功の基盤となるのは、グローバルな販売ネットワークと製造工場の国際的なネットワークです。私たちはバランスのとれた地域戦略を追求し、最高の製造・品質基準をもって世界中で生産を行っています。
STIHLは家族経営企業として、人と自然に対する特別な責任を負っています。したがって、最高水準の労働安全性と製品安全性は、当社の基本原則の一部となっています。私たちは、効率的で持続可能なプロセスと製品を通じて、自然の資源を尊重しています。STIHLは、正規販売店、仕入先や他のビジネスパートナーとの長期的な協力体制を深めています。すべての活動は、誠実、遵法精神、公正という基本的価値観に基づいて行われます。私たちは、オープンで信頼される企業文化を標榜し、起業家精神と自己責任に基づく行動を促進しています。
私たちはテクノロジーとイノベーションの分野におけるスタンダードを打ち立てたいと考えています。それを目指して革新的な製品とサービスの開発を推進しています。私たちの内なる原動力は、最新の技術、プロセス、市場洞察をあらゆるビジネス分野で活用する強力なイノベーション文化です。ツール、サービス、そしてカスタマーとの接点においてデジタル技術を広く活用し、この分野をリードする企業として、新たなビジネスモデルと収益の可能性を開拓することを目指しています。人、機械、製品のデジタル・ネットワーク化についても同様の目標を定めています。
STIHLは現在そして将来においても最高品質が代名詞です。この揺るがぬ立ち位置が市場での成功そして収益性の高い成長の基盤を形成し、企業の独立性を長期的に維持しています。STIHLでは、各事業部門で優れた品質をお約束するため、最適な条件とパートナーシップ型経営をベースに、従業員がその潜在能力を最大限に発揮できる環境を整えています。魅力的な雇用主として、私たちは才能ある人材を発掘し、採用しています。
数字で見るSTIHLの成功
STIHLグループは2022年度、 前年度比8.6パーセント増となる55億ユーロの売上げを達成しました。収益の90%を国内市場であるドイツ国外で得ました。バッテリーツールへのトレンドは続いています。STIHLグループは、ガソリン部門においてわずかな減少を記録しました。
自力で成長
グループの資本構成は、60%という高い自己資本比率を維持しており、非常に強固なものとなっています。この数値は、STIHLが引き続き自社の流動資金から投資資金を調達できることを意味しています。前年同様、投資は減価償却費を大幅に上回りました。また、好調な事業展開により、従業員数は2.3%増の20,552名となりました(報告日:2022年12月31日)。2022会計年度の詳細については、STIHL年次報告書およびオンライン年次報告書(英語)をご覧ください。
管理職に就く女性
STIHLでは雇用機会均等を実践し、女性のキャリアアップを奨励しています。STIHLにとって重要なのは業績、実力、成長です。STIHL AGの監査役会メンバー12名のうち4名が女性であり、監査役会に占める女性の割合は、規定の30%を超えています。また、STIHL AGの執行役員会メンバー5名のうち、2名が女性です。
2022年6月29日に開催されたSTIHL AGの監査役会では、将来的なSTIHL AGの執行役員会の構成について、「少なくとも1名の女性」を任命するという目標を設定しました。